体調不良を理由に３月から休場中の里見香奈（２２）女流２冠＝女流王座・女流名人＝ですが、日本将棋連盟は２９日に休場を延長すると発表したようです。延長期間は９月から１２月３１日までだそうです。１０月２９日に開幕するリコー杯女流王座戦の防衛戦には出場せず、女流王座のタイトルは返上することになります。

【以下引用】

　日本将棋連盟は２９日、体調不良を理由に３月から休場中の里見香奈（さとみ・かな、２２歳）女流２冠＝女流王座・女流名人＝が、体調が回復せず、休場を延長すると発表した。延長期間は９月から１２月３１日まで。日本将棋連盟の公式ホームページで発表された。

里見２冠は体調不良を理由に３月１日から休場。当初の休場期間は８月３１日までだった。このほど、さらに４カ月間の休場届が役員会に提出され、受理された。

１０月２９日に開幕するリコー杯女流王座戦の防衛戦には出場せず、女流王座のタイトルは返上となる。

体調不良の原因である病名は明かされていないが、里見２冠は３月の会見で、１年ほど前から高熱と吐き気があったと明かしていた。

 

ネットでは・・・

「里見さんに何があったのか？　男子の世界への挑戦も注目していただけに気になります」

「んー大丈夫なのかな？　奨励会って恐ろしい所だなと思う」

「ん～、残念。早く良くなって、四段昇段してもらいたいです」

「全国の将棋ファンの皆さん、里見香奈三段の体調が治るよう祈りましよう」

・・・等々。

 

里見さんは奨励会員として、昨年末、女性としては最高段級位の三段に昇段しています。４月からの奨励会三段リーグで女性初の棋士（四段）を目指していましたが、体調不良のため欠場でした。１０月からの奨励会三段リーグも欠場することになるようですね。

体調に関しては、気力だけではどうにもならないこともあります。ここは無理をせず、ゆっくりと療養して体調を万全にして欲しいです。

 

里見香奈（さとみ・かな）

１９９２年３月２日生まれ。２２歳。日本将棋連盟（関西本部）所属の女流棋士。

森雞二九段門下。

女流五段。奨励会三段。

永世称号「クイーン名人」「クイーン倉敷藤花」。

２００４年１０月１日付で、史上４番目の年少記録、１２歳６ヶ月で女流棋士（女流２級としてプロ入り）となりました。

２００８年、林葉直子、中井広恵に続く史上３番目の若さである１６歳８ヶ月で、初タイトルである「倉敷藤花」に輝きました。

また、２００９年には女流棋士では史上最年少（１６歳１０ヶ月）で男性棋士を破るという新記録を打ち立てています。

翌年には、第３６期女流名人位戦五番勝負で清水市代女流名人との対戦で三連勝し、史上３番目の若さ（１７歳１１ヶ月）で「女流名人」を奪取。林葉直子（１５歳０ヶ月）に継ぐ若さで女流２冠に輝きました。

２０１１年には「女流王将」を奪取。１８歳７ヶ月で、史上３人目・史上最年少での女流３冠に。

まだ同年５月、奨励会「編入」試験を受け、奨励会１級で入会。

２０１２年には「女流王位」を奪取。女流４冠に。

２０１３年には「女王」奪取。史上初の女流５冠になりました。しかし、第２４期女流王位戦第５局で挑戦者の甲斐智美女流四段に敗れ、「女流王位」を失い４冠に。また、１０月には「女流王将」を、１１月には「倉敷藤花」を奪われ女流２冠に後退するも、１２月に「女流王座」を奪取。

そして同年１２月２３日に昇段規定を満たし、奨励会三段に昇段しました。

２０１４年２月２７日、体調不良を理由に３月１日～８月３１日までの半年間の休場届が将棋連盟に受理されました。

第７期マイナビ女子オープンの防衛戦のみ限定出場しましたが、挑戦者の加藤桃子に敗れ「女王」を奪われました。

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