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ザッケローニの選んだものと捨てたもの、大久保が選ばれた理由 | 芸能文春

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ザッケローニの選んだものと捨てたもの、大久保が選ばれた理由

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Wカップの日本代表の発表がドッキドキで、ここ最近寝不足な方も多かったのではないだろうか!?
筆者はザッケローニ監督の故郷であるイタリアに長く住んでいたので、本田圭佑選手率いるACミランやユヴェントスFCなどのファンであるが、ワールドカップとなると応援するのはもっぱら日本である!
あ~今から楽しみだ!

代表に選ばれた23人のフォト
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5月12日、日本代表のW杯登録メンバー23名が選抜された。何かを選ぶということは何かを捨てるということ。日本に限らず、W杯に臨むチームの監督は「24人以上選びたかった」というのが本音だろう。あらゆる事態に備え、あらゆる戦況に応じることを考えれば、23人という枠はいかにも狭いのだ。ここではアルベルト・ザッケローニ監督が「選んだ=捨てた」ものは何なのかを考えていきたい。

大久保嘉人のサプライズ選出が注目度で抜けているが、今回の選考における大きなポイントとして挙げたいのは、ボランチだ。基本正副合わせて4枠と考えられている位置ではあるが、ザッケローニ監督は「悩みどころとして、ボランチを1枚多く連れて行こうかどうしようかという問題があった」と語る。これには、長谷部誠が負傷明けで復帰したばかり、遠藤保仁もコンディションが万全には見えず、高温多湿のブラジルを考えると二人とも90分のフルタイムで使えるのか微妙なところという背景がある。リスクマネジメントという意味では、山口蛍と青山敏弘に加えてもう1枚を選んでおきたかったというのが指揮官の本音だろう。ここで考えられていた「5人目」は普通に考えると、細貝萌ということになるのだが、ザッケローニ監督がこの「5人目」について「ユーティリティー性」を挙げていたことを考えると、CBのサブにもなり得る高橋秀人がその候補だったのかもしれない。

ただ、指揮官は「5人目」を選ばなかった。ここに1枚を使うということは、「そのためにディフェンスを削るのか、FWを削るのかということだ」(ザッケローニ監督)。DFを削るとすると、両SBをこなせる酒井高徳、さまざまな位置をこなせる伊野波雅彦は外しづらい。となると、実質的に右SB専任となっている酒井宏樹となるのだが、この位置は負傷からの復活が懸念されている内田篤人のポジション。ここを削ってしまうのは、これまたリスクとなる。こうなるとDFは削りづらい。攻撃的な選手を外す、つまり「大久保を選ばない」といったチョイスはあり得たのだろうが、指揮官はボランチの位置に抱えるリスクよりも攻撃のオプションを選んだということになる。

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その大久保の選出は意外ではあったかもしれないが、懸念事項である岡崎慎司のサブになりつつ、柿谷曜一朗と同じく裏を狙えるタイプのFWのサブにもなれて、さらに4年前のように左MFとしてハードワークすることも期待できる。さらに言うと、控え不在が言われて久しい本田圭佑の位置でも考えられなくもない。攻撃のオプションでありながら、多彩な位置での「スペア」になれるということが選考の決め手だったのではないか。

一方、多彩なメンバーを選んだ攻撃陣に関して指揮官が「捨てた」のは、明確に一つある。「高さ」のオプションである。豊田陽平、ハーフナー・マイクといった高さで勝負できるタレントを外したことは、攻撃面で高さ勝負の選択肢をあえて捨てたということだろう。豊田のような選手を途中から投入するのは、セットプレーでの守備力を高める効果も持つだけに、小さくない意味がある。

複数のリスクは、あえて冒したリスクでもある。「主導権を握るサッカーをする。攻撃的にいく」という指揮官の宣言は、単なるハッタリではなさそうだ。

時にアスリートは、私達芸術家と同じで年齢体力のリミットがある。
しかし今回ザッケローニ監督が選んだ選手の中には熟練選手も多い。
年齢や体力、特徴をミックスすることで、より強いチームに導けるとは限らない。
しかし、ザッケローニ監督ならやってくれるんではないだろうか!
こうご期待である!

アルベルト・ザッケローニ

1953年4月1日 生まれ。

イタリア・エミリア=ロマーニャ州出身。

現サッカー日本代表監督。

1983年、30歳で当時セリエC2であったチェゼナティコの監督に就任したのをはじめ、その後指導者として経験を積む。

ウディネーゼ、ACミラン、SSラツィオ、インテル、トリノFC、ユヴェントスFCといったイタリアのクラブチームの監督を務める。

なおイタリアで「ビッグ3」と呼ばれるACミラン、インテル、ユヴェントスをすべて率いた経験を持つのは、ジョバンニ・トラパットーニとザッケローニのふたりだけである。

ACミラン監督時代、就任初年度の1998-1999シーズンにセリエAでリーグ優勝し、スクデットを獲得。

また、同年イタリアサッカー選手協会年間最優秀監督賞を受賞。

彼の特徴的な所は、イタリアサッカー伝統の超守備陣形のカテナチオではなく、攻撃重視の3-4-3フォーメーションを好むところである。

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