依頼を受けて本を電子データにする「自炊代行」サービス。
作家との間でもめていた著作権侵害についての裁判で2審判決が決定した。
富田善範裁判長は著作権侵害を認めて複製差し止めと賠償を命じた1審東京地裁判決を支持、業者側の控訴を棄却した。
自炊は、スマートフォンやタブレット端末の普及で、部屋の中で場所を取る紙の書籍に変わり、データ化して節約したいという要請を背景に利用が広がっていた。著作権法では、個人で利用するための複製を「私的複製」として認めており、複製の主体が個人か業者かが争われた。
富田裁判長は、「業者側がスキャン複製に必要な機材を用意し顧客を勧誘、複製して顧客に納品している。業者側が事業主体として複製行為を行っている」と指摘。「業者が不特定多数の利用者に向けて複製を行っている以上、著作権法で認められた『家庭内及びこれに準ずる限られた範囲内での使用を目的とする』と解釈することはできない」として1審に続いて著作権侵害を認め、業者側に計70万円の支払いを命じた。
【みんなのコメント】
・なんかこの説明では納得いかないな〜
・自炊代行は違法かどうかって、相変わらず微妙な気がするなぁ。複製した内容を転売してたら即アウトだろうけど、作業の代行について対価を得るのなら著作者の権利を「大きく」は侵害してないと思うんだけどな。
・自炊代行って変わりにご飯つくってくれるわけじゃないのか
・今の法律だとやっぱり厳しいかー
・誰かうちの嫁の自炊代行お願いします(涙
・結果ではなく過程が問題になるってどうなんだ
・判決は仕方が無いと思うけど、手元にある本を電子化したいって人のニーズも考えて欲しいなぁ。現物があるのに定価よりちょい安いぐらいで電子書籍版買う気になれない。
・紙の本や漫画をスキャナーで読み取り私的に電子書籍化する「自炊」行為を、本の所有者から有償で請け負う「自炊代行」は、著作権法で認められている私的複製には当たらない・・マジですか!
・自炊代行の裁判の記事見てて思ったのは、すべての本を電子書籍で販売してくれよってこと。
・裁判所は、すっかりプロコピーライト時代に入った感がありますね。
・巻末に「自炊代行によるデジタル化は認めていない」とされているものはダメとすればいいしOKならOK。シンプルにいこうよ。著者も業者も、そして読んでいる私達も。
・アホくさ!じゃあ全部Kindle版出してくれよ(´・ω・`)
・理屈は分かるけど、角を矯めて牛を殺さなきゃ良いけどね。自炊代行が「置き場所がないから買わない」という層を取り込んで気軽に買って気軽に取り込んで気軽に読むというWin-Winの関係を築く発想が欲しかった。ATRACの失敗とMP3の成功に学ばなかったのだろうか。
・違法アップロードする業者は自炊代行業者に頼むなんていう足のつきそうな真似はせず自前で自炊すると思うんだけどなあ
・自炊代行あうとなのねー。電子書籍の需要をあげたいなら自炊代行の必要がなくなるくらい細部に至るまで、電子書籍化進めるのが必要だと思うけど、そっちには力あんま注がんよね
このことについてはあなたはどう思う??