これまで投稿の公開範囲の初期設定は「公開」(Facebookの全ユーザー)になっていて、初心者が知らずにそのまま投稿するとFacebookを利用している全員と情報を共有してしまうことがありましたが、ようやく初期設定が「友達」に変更されました。
従来はFacebook初心者が初めて投稿する際、初期設定のまま投稿すると、Facebook上の全ユーザー(第1四半期の業績発表によるとMAUで12億7600万人)と共有したことになっていた。
Facebookは発表文で「友達とだけ共有しようと思ったことをうっかり全ユーザーと共有してしまうことの方が、逆の間違えよりもダメージが非常に大きいことに気づいた」と説明している。
新ユーザーが初めて投稿しようとすると、下図のような注意書きが表示され、設定を変えなければ公開範囲が「友達」で公開される。
「やぁ、チャーリー。投稿の前に、君が共有したい相手とちゃんと共有しているか確認したいんだ。誰に投稿を見てほしい?」
プライバシー設定の確認ツールは、初心者だけでなく、全ユーザーに提示される。どういうタイミングで表示されるのかは説明がないが、ユーザーはこの チェックツールで、投稿の公開範囲の設定、使っているアプリ、プロフィールの主な情報のプライバシー設定について段階を追って確認できる。
Facebookのプライバシー設定については一般公開当初から様々な批判が寄せられ、その都度改定されてきた。最近では、サードパーティー製アプリにログインする際の匿名ログイン機能を追加している。
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SNSを利用している人数は今や把握しきれないくらいに膨れ上がっています。
その中で怖いのが「この情報が誰に見られるかわからない」こと。
でも、”制限”をかければその情報を守ることができますよね。
しかし始めたばかりの初心者にはそこまで気が回らなかったり、設定まで行きたくても不慣れなためにできなかったり・・・
やはり、初期設定は大事なのですね。
例えば、こんな危険性、考えたことありますか?
Facebookで写真を「友達の友達」に公開すると・・・
友達の友達。ふと思うのは、結局のところ知り合いだからまぁいっか、なんて思うこともありますが、こんな風にも考えてみてください。
Facebookの友達が100人だとすると、友達の友達は100×100で10,000人です。あくまで数字上の話ですが、数で見てみたら相当ですね。
「友達の友達」に公開すると、1万人に公開するのと同じ事になり、ネット上全体に公開するのとあまりかわらなくなってしまいます。さらに、1万人はほとんど知らない人ばかり。自分が気づかないうちにネット上で画像が流出してしまいます。
さらに、ネット上に流出してしまった画像。その一枚はもっと危険な可能性にさらされてしまいます。今ではGoogle検索で、あなたの顔や名前が出てきます。そして、その顔や名前は知らない間でTwitterプロフィールなどで他人に利用される可能性があるのです。
考えてみれば危険はその辺にあるものなのですね・・・
今までもFacebook内ではプライバシー設定についていろいろあったようですが、今回は知らなかった方にも印象を与えられる良い設定変更だと思います。
この機会に、みなさんも、プライバシー設定を一度見直してみてはいかかでしょうか?
このことについてはあなたはどう思う??