FIFAワールドカップ決勝ドイツ対アルゼンチンで、延長の末ドイツがアルゼンチンを1-0で下し、見事4度目の優勝を飾りました
最後まで勝負をあきらめない「ゲルマン魂」で、ついに壁を突き破った。1990年10月の東西ドイツ統一から24年--。ドイツが統一後初となるW杯の優勝をつかみとった。
PK戦もちらついた延長後半8分、シュルレが左サイドをドリブルで突破し、中央へクロス。走り込んだゲッツェは胸トラップから迷いなく左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。ゲッツェは「夢が、かなった」と喜びを表現した。
堅守から前線にロングパスを放り込むスタイルが目立った今大会で、ドイツはひと味違った。一つの得点には多くの選手が絡み、互いに連動しながら、ボールを動かし、人も動くサッカーは世界を魅了した。かつては身体能力に頼ったサッカーが批判されることもあったが、今大会では前回大会覇者のスペイン流の流れるようなパスワークも兼ね備え、頂点に立った。
かつて欧州の盟主だったドイツは、2002年W杯日韓大会で準優勝こそしたが、00年と04年の欧州選手権で1次リーグ敗退を喫するなど低落傾向にあった。
ドイツは復権を目指して連盟主導で一元的に若手を育成、発掘した。レーウ監督は「落ち込んでいた時期もあったが、若い選手が技術を教え込まれた」と、育成の強化が優勝につながったことを喜んだ。決勝で得点したゲッツェは92年生まれ、アシストしたシュルレは90年11月生まれ。ともに東西統一後に生まれた2人の活躍が、若手の台頭を象徴する。
「多民族化」も追い風になっている。W杯通算最多得点となる16得点目を挙げたFWクローゼはポーランド、MFエジルはトルコ、DFボアテングはガーナとさまざまな国にルーツを持つ選手が代表入りし、新たな可能性を示した。
歴史、世代、民族を超えた新時代のドイツが、「サッカー王国」ブラジルで開催されたW杯で、強さを示した。
これについてネットでは、
★そういえばドイツ統一後は初優勝なのか
★延長戦 レーブ「メッシよりも上だということを世界に見せろ。W杯を決めるんだ」 クローゼ「お前なら何かを起こせる」 そして決勝ゴール、ドイツW杯優勝! 決勝トーナメントでレギュラー外になったゲッツェが決めた! もう映画化して良いような展開だったようで!
★やはりドイツかー! それにしても優勝は欧州勢が連続だなー!
★1ヶ月あっという間だったな!ほんと楽しかった!
★ 最後のフリーキック期待したのになぁ〜 でもドイツ優勝だけどMVPはメッシ。 さすがー
のような意見があるようです。
FIFAワールドカップ決勝、ドイツ対アルゼンチンは1-0でドイツの優勝!南米開催は南米チーム優勝のジンクスを破る
決勝戦らしい、緊迫した試合になりました。先制点を取った方が有利なのか、お互い探り合いの試合の入りだったと思います。
ドイツのポゼッション、アルゼンチンのカウンターとお互い持ち味を出していたと思います。
ドイツはボールは持つが、最後が決められず、アルゼンチンは少ないチャンスを生かし、確実にシュートで終わる、そんな風に見えました。
前評判は圧倒的にドイツでしたが、アルゼンチンも侮れない存在だと再認識した試合だと思います。
お互い最後まで攻めきれず前後半90分では決められず延長戦へ。
ボール保持率がドイツが圧倒し、徐々にアルゼンチンは守備一辺倒で攻撃はメッシだけ、そんな構図になっていきました。
そんな中延長後半、途中出場のゲッツェが見事アルゼンチンのゴールを破りました。ゲッツェは22歳と若いのに、あの大舞台で大仕事をやって遂げました。
残り時間、アルゼンチンの猛攻をしのぎ切り試合終了。
ドイツが4度目のワールドカップ優勝を決めました。ドイツは、南米大会では欧州勢は優勝できないと言うジンクスを打ち破りました。そして、交代選手含め、同じチーム(バイエルンミュンヘン)が7人も出場した事は、クラブチームの連携がそのまま代表のレベルアップに繋がったと言えます。
今大会はドイツの組織力が他のどのチームよりも優っていたと言えます。今宵は、ブラジルの名スタジアム「マラカナン」での勝利の美酒をゆっくり味わってもらいたいです。
ドイツ代表とは
サッカードイツ代表は、ドイツサッカー協会(DFB)に所属するサッカーのナショナルチーム。愛称はマンシャフト。ワールドカップのドイツの成績は、優勝2回、準優勝3回、3位1回。ヨーロッパ選手権では、優勝3回、準優勝2回、3位1回。
1990年にドイツ連邦共和国(西ドイツ)がドイツ民主共和国(東ドイツ)を編入し再統一しました。西ドイツ時代にFIFAワールドカップ優勝はありますが、統一ドイツになってからはまだ優勝はありません。
ドイツ・サッカーは、「ゲルマン魂」で有名。前評判が低くても、先制されても、レッドカードで一人少なくなっても、最後まで諦めず戦い続け、ついにはその試合に勝ってしまう。それがドイツ・サッカーの「ゲルマン魂」です。
ドイツ人は、身体が頑丈でスタミナもあり大きく、それを最も有効に活用し、勝利に結びつけるためのプレー・スタイルとして来たのがドイツのサッカー・スタイルです。
また、近代はボールをショートパスで回し、相手のスペースを見つけて攻撃と言った戦法も見られます。
らにワールドカップの予選においては、たった一度だけ、予選突破後の消化試合で負けただけという安定した強さを誇っています。ワールドカップでのPK戦でも負けなしということで、相手チームは接戦になるとやはりドイツが勝つのでは、という雰囲気に飲まれることになります。
サッカーとは、ゴールを決め、守りきって勝つための「確率」を高められるかを競うスポーツ。ドイツの屈強な身体にボールポゼッションを取り入れたら最強かもしれません。
マリオ・ゲッツェとは
マリオ・ゲッツェは、1992年6月3日生まれ。ドイツ出身のサッカー選手。ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンに所属。ポジションはミッドフィールダー。サッカー選手には珍しいエリート家系の育ちで、父は情報工学の教授であり、ゲッツェ家は「家庭の話題は常にサッカーのこと」というサッカー一家で、長男のファビアンはサッカー選手(マインツのセカンドチームなどでプレー)、三男のフェリックスもサッカー少年としてプロを夢見ています。
小柄な体格ですが、ハンデではなく長所として用いたプレースタイルが特徴的。初切れ味鋭いドリブル突破で初速、 敏捷性に優れています。また、視野も広く、スルーパス、サイドチェンジなもでき、パスの受けてとしてもディフェンダーの間でボールを受け取るスペース侵入力や飛び出しセンスもあり、アシストだけではなく、自分からゴールを奪う力もあります。身長こそ低いが非常に体幹が強く、大きな選手からのチャージを受け止める力があります。
幼少期から頭角を現し、ドイツ代表の各年代でも主力として活躍します。当時所属のドルトムントでも活躍が目立ちました。
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