全仏オープンの決勝はランキング1位ナダルと2位ジョコビッチの争いになり、ナダルが見事5連覇を決めました。
◇テニス全仏オープン最終日(2014年6月8日 パリ・ローランギャロス)
男子シングルス決勝で第1シードのラファエル・ナダル(28=スペイン)が史上初の大会5連覇を達成した。生涯グランドスラムの懸かった第2シードのノバク・ジョコビッチ(27=セルビア)に3―6、7―5、6―2、6―4で競り勝った。全仏9度目の優勝を果たし、4大大会通算ではピート・サンプラス(米国)に並ぶ歴代2位の14勝目を挙げた。
ここはやはりナダルの牙城だった。死力を尽くした戦いはジョコビッチのダブルフォールトで決着。ナダルはコートに膝をつき、両手で頭を抱えて喜びをかみしめた。
ツアー最多42度目の対決。昨年準決勝で4時間37分の激闘を演じたジョコビッチとの再戦は、またもや過酷な消耗戦となった。試合序盤はラリーで押され気味だったが、徐々に動きの落ち始めた相手に対してフィジカルで優位に立った。ただし、第4セットまで一進一退の攻防は続いた。ジョコビッチはコート上で嘔吐(おうと)し、ナダルは珍しく膝に手をついて休んだ。互いに限界ギリギリの試合だった。
ジョコビッチには最近4連敗を喫していた。直近の対戦となった5月のイタリア国際では得意のクレーでも敗戦。しかし、「特別な力が宿る」と語るローランギャロスでは王者の意地を見せた。決勝前に「確かに彼は4回勝ったけど、ここで勝ったわけじゃない」と話していた通り、これで19歳での初優勝から10大会で9度目の優勝。全仏では35連勝、通算66勝1敗の驚異的なレコード。4大大会ではフェデラー(スイス)の17勝に次ぐ14勝目を挙げ「とても感情が高ぶっている。特別な一日になった」と喜んだ。
↓ネットでのみんなの声
★全仏オープンはナダルが優勝*\(^o^)/* さすがや!
★ナダル全仏オープン5連覇おめでとうー!9回目の優勝とかやばすぎ(笑)
★全仏オープン、シャラポアとナダル優勝で私は大満足。
★全仏オープン男子シングルスは、ナダルが優勝か。V5、トータル9回も優勝なんて驚異的。
★ナダル優勝か~\(^o^)/ たしか、全仏オープンいまだに一敗しかしてないんだよなぁ すごいとしか言えないわ(  ̄▽ ̄)
ナダル、全仏オープンで優勝
やはりナダルは強かった。ランキング2位のジョコビッチも決して調子が悪いわけではないが、赤土の王者に勝つことは出来ませんでした。これでナダルは前人未到の全仏オープン5連覇です。
4時間半を超える激闘。お互いに限界ぎりぎりの戦いでした。最初はジョコビッチが押してるかと思われましたが、徐々にナダルも落ち着きを取り戻し、死闘に終止符を打ちました。
これで4大大会の優勝回数はピートサンプラスに並ぶ14回で歴大2位です。1位17回優勝のフェデラーも目前です。
ナダルは28歳とまだまだ若いので、これから優勝回数も数多く増えるかもしれません。ジョコビッチとのデットヒートはこれからも続くでしょう。
全仏オープンとは
全仏オープンは、テニスの4大国際大会グランドスラムの一つ。フランスの首都パリの近くスタッド・ローラン・ギャロスにて、5月末から6月初めにかけて開催されます。
4大大会で唯一、球足が遅いとされるクレー(赤土=レンガの粉)コートを利用し、他の大会とは違った展開が楽しめます。クレーを利用している分、たくさんのラリーが楽しめます。上位シード選手の早期敗退も多いのが特徴です。全仏オープンは、キャリア・グランドスラムを目指す最大の障壁となっており、技術だけでなく、強い精神力が必要で、最も過酷なトーナメントとも言われですいます。
ナダルとは
ラファエル・ナダルは、1986年6月3日 生まれ。スペイン・マヨルカ島・マナコー出身の男子プロテニス選手。左利き。全仏オープンで圧倒的な強さを誇り、赤土の王者と異名を誇ります。2008年北京五輪の男子シングルス金メダルも獲得しました。2010年全米オープンで優勝したことにより、4大大会全て優勝し、キャリア・ゴールデン・スラムを達成しています。
2005年に19歳で全仏オープンで4大大会初優勝し、ピート・サンプラス以来15年ぶりとなる10代選手の優勝しています。
2008年には、決勝でロジャー・フェデラーを史上最長の4時間48分で下してウィンブルドン優勝した記録をもちます。
怪我も多く欠場も少なくないが、2013年にはノバク・ジョコビッチから1位を取り返しました。
ジョコビッチとは
ノバク・ジョコビッチは、1987年5月22日生まれ。セルビア・ベオグラード出身の男子プロテニス選手。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
2008年の全豪オープンでセルビア人初の4大大会初優勝し、同年開催の北京オリンピックでは銅メダルに輝きました。
2011年には全豪オープン、ウィンブルドン、全米オープンに優勝し、オープン化以降同一年に3つのグランドスラムシングルスタイトルを獲得した6人目の男子選手となりました。
試合内外関わらずユーモラスなパフォーマンスを行うことでも知られジョークや有名選手のモノマネをし、本職:テニス芸人 副業:プロテニス選手と言われていたほど、本職以外で有名だったテニス選手です。「引退しても、ものまね芸人として生きていける」と言うほどです。数多くの性別に関係なくテニス選手のモノマネ得意で、特にシャラポワを十八番としています。
セルビア・モンテネグロの分離により、現在は「セルビア」国籍でエントリーしています。
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