恋と愛は違って、愛の方が永遠続きそうなイメージがありますが、世の中そううまくは行かないもの。
何と愛は最大で4年までしか続かないそうなんです。
では、結婚したらどうやってその愛情を切り替えていくのでしょうか?
■自分には見慣れた妻も、他人が見ればセクシー
ザトウクジラの雄は子育て中の雌に寄り添い、愛の歌を歌い続けるといいます。大海原で繰り広げられる、なんと美しく壮大な愛の物語か……。と思いきや、寄り添っているのは子どもの父親ではありません。通称「エスコート」と呼ばれる雄で、子育て中の人妻を口説こうとしているのです。やがて雌は新しい雄を受け容れるそうです。
妻のそばを離れ、寝取られた夫の心境やいかに。さすがにクジラの父親をインタビューしたことはありませんが、きっと「妻が子ども優先になってしまったから……」とか「女として見られなくなって……」などと言うのでしょう。父親の気持ちもわからなくはありません。しかしそんな妻も、よその雄から客観的に見ればたまらなくセクシーでそそられるわけです。
生物学の一説によると「人間の愛は4年しか継続しない」のだそうです。自然の摂理にまかせておけば、百年の恋も実は4年で冷めます。永遠の愛を得るには、ザトウクジラにはできないマインドセットが必要です。
「あらためて妻を、出会ったばかりの一人の女として見る」。
出会ったころを思い出すなどというノスタルジックな意味じゃありません。
■永遠の愛を紡ぐ秘訣は4年おきの脳リセット
二人は出会ったころとは違うのだから、それを認めることから始めましょう。まずあなた自身。独身時代から比べれば贅肉が増え、おしゃれにも気を遣わなくなっているかもしれませんが、人間として一回りも二回りも魅力的になっているのは間違いないはず。同様に妻も出会ったころの妻とは違うのです。違うからこそ魅力的、違うからこそ新鮮です。
今、あなたの目の前にいる妻はあなたがかつて口説き落とした女じゃないのです。誰かを愛し、愛されたいと思っている未知なる女。そうやって、自分の脳を「リセット」しましょう。言い方は悪いですけど、自分をだますのです。前述の「愛4年」の法則に従えば、リセットは4年に一度でいいことになります。そうすれば、二人の愛は永遠に続くはず……。
さて、子育て真っ最中にもかかわらず、久々に妻の腰に手を回し、肘鉄を食らわないとしたら、あなたはラッキーです。女性は出産後しばらくは、授乳に適したホルモンバランスになり、排卵しません。排卵しないということは、異性に興味をもたないということ。むしろ異性をうっとうしく感じるほど。そのまま子育てに没頭し、あなたのことなんて眼中ナシになっちゃうことも多いのです。それでも勇気を振り絞って、腰に手を回してみましょう。うまくいけばしめたもの。だめでも「肘鉄もスキンシップのうち」と納得してください。
■世界中の女の中で最も口説きにくいのが妻
長年連れ添った妻を再び口説くのは簡単じゃありません。ひょっとしたら、飲み屋の女の子を口説くより難しいかも。カラオケの十八番なんてとっくに聞き飽きています。飲み屋では必ずウケる小話だって完全にネタバレです。あなたの「切り札」は、妻には通用しないのです。心してかかりましょう。
いざ二人の時間を過ごそうと思っても、子どもがいるとハードルは上がります。日本でもっともポピュラーなのは、両親に預けることでしょう。何もバカ正直に「夫婦で出かける」なんて言わなくてもいいんです。「二人とも会社のつきあいがあって」とかなんとか適当な嘘を言っておくことで、ただの二人の時間が二人だけの秘密になり、ドキドキ度を倍増させる演出になります。
欧米ではベビーシッターや託児所の利用も当たり前ですが、ただし、その日初めて知らないところに預けられるとしたら、子どもは大泣きするかもしれません。そうなるとデート中も子どものことが気が気じゃなくなり、せっかくの二人きりの時間も台無しに。事前に何度か予行練習しておくことを強くおすすめします。
平日、子どもが幼稚園や保育園に通っている間に有休が取れるなら、保育時間中に二人で出かけるという手もいいでしょう。たとえば、「夫婦でカフェランチ」もいいですし、ガラガラの映画館に行くのもおすすめです。
広告
妻の誕生日や結婚記念日など、近々プレゼントが必要になるイベントがあるのなら、一緒にショッピングに行くのはどうでしょう。必ずしもその日は何も買わなくていいんです。「これが似合いそうだよ」「こっちもいいね」というやりとりを楽しむことが肝心です。女性にとってショッピングの醍醐味は、買うことではなく、いろいろ悩むことだからです。そして記念日当日、二人で選んだプレゼントを手渡す。それはもはやただの“モノ”ではありません。二人の楽しい時間の象徴なのです。
■あえて雑踏の中で待ち合わせしてみる
ベタベタするのは苦手というシャイなあなたには、ドライブがおすすめです。行き先はどこでもOK。妻を助手席へエスコートしたら、カーステレオにiPhoneをつなげて、この日のために作っておいたプレイリストをスタート。子育て中なら、童謡以外の音楽を二人で聞くことなんて、めったにないはず。どんな音楽を聴いて、どんなことに興味を持っているのか。車中での会話を通じて、最近のお互いについて知らないことがたくさんあることに気づくことでしょう。おっと忘れちゃいけない! チャイルドシートだのベビーミラーだの、普段は重宝するグッズでも今日に限ってはガレージに置いてくるように。せっかくの二人きりなんですから。
子どもをお泊まりで預けられるなら、妻をディナーに誘ってみましょう。子連れでは行けなさそうな高級レストランを予約して、妻にもちょっぴりドレスアップしてもらうように伝えておきます。そして重要なのは、二人で家を出るのではなく、あえて待ち合わせすること。ドレスアップした妻を雑踏の中に見つけたときは、砂浜で宝石を見つけるような気分になるはずです。
食事を済ませ、店を出たら、ちょっぴり上機嫌になった妻を抱き寄せて歩きます。あとは高まる下心に気づかれないように、慎重に、慎重に、クロージングをかけるのみ。健闘を祈ります。
クジラの話が生々しいですね!?
しかし私達人間より保管動物の方がより一層こういう状態になれてそうです。
私達はこうはいきませんよね~!
ネットユーザーの声
「亭主関白を絵に描いたような父は、74歳になる今でもうっかり者の母を心底愛してる。そんな父にうっかり者の母は笑顔でため息をつく。良い夫婦だな。心からそう思う」
「贅肉がついたのは夫も同じ。妻に飽きてたら妻も夫に飽きてる。妻に言える事は夫にも言えると言う事。お互い様。高級なディナーよりも気持ちのこもった「ありがとう」や「これからもよろしくね」の言葉が大事だと思う」
「友達が「ハネムーンは誰が一回って決めたんだ?」って言って、毎年奥さんと旅行に行くときは「ハネムーンに行ってくる!」って言うんだよね。なんかそれって素敵!私もそんな風になりたいな~(^ω^)※まずは相手探しから」
「愛が枯れたら情を育めばいい。形はどんどん変わっても、お互いなくてはならない存在であれば、それでいい。それがいい」
「おばあちゃんは言っていた「ずっと変わらない愛なんてものはない。その年齢ごとに形や思想を変えていきながらも、根本的基礎が変わらないのが、ずっと愛していくこと」だってな。 しかしイチから口説くのはいいね」
「旦那様は今でも私を口説いて下さるけどなー。ご自分の奥様口説いてどうすると言うと『だって蜜耶さんは私の奥さんであるのと同時に、大事な恋人でもありますからね♡』恋人には愛を囁くものなのです」
「彼女の両親なんて、結婚して何十年も経ってるのに、未だに一緒に風呂入ってるんだぜ?」
「10年一緒に連れ添ったけど、ずっと継続してたよ。相方が亡くなった後もずっと忘れないよ。夫婦共に健在ならば、それ程幸せなことってないと思うんだ・・・」
「毎日新しい話題があるから、結婚6年目でも毎日新しい妻を見れてますが?」
「生物的な情動を越えた愛は存在する。それを感得出来るか否かはひとそれぞれだろうけど」
妻を古女房として見ているなら、あなたもそう思われている!?
あなたの妻を古女房としか考えられないのなら、あなたも奥さんにそうみられています。
変らない愛なんてないし、愛は2人で成長させるもの、育むものだと思います。
これはどちらかが欠けてもなりません、夫婦二人でお二人にしかわからない形で愛を育てていってくださいね!
筆者:AI HONDA EKLUND
スウェーデン・ダーラナ地方在住のマルチオペラシンガー。
このことについてはあなたはどう思う??