家のローンや年金、食費に交際費に光熱費、子供の学費に老後の積み立て……。「貯金」というのは、いつの時代も社会人の頭を悩ますトピックスのひとつです。どうやってやりくりするかはもちろん、「貯金しようと思っても、なかなか長続きしない」という方も多いのではないでしょうか。そんな方でも、考え方を変えればムリせず貯金を長続きさせられるかもしれません。その考え方というのは、お金を「貯める」のではなく「上手に使う」ということ。貯金生活のストレスをなるべく軽減できるような、貯金のコツと考え方をご紹介します。
■ 貯金の実情を知ろう!
まず貯金について考える前に知っておきたいのが、同世代の人たちの貯蓄額です。貯金目標額の設定やモチベーションとすべく周囲の実情を知りたいものの、友人や同僚にも「いくら貯金してる?」なんてなかなか聞けませんよね。そんな「貯金額」について、総務省統計局が平均年収と平均貯蓄額のデータを公開しました。
・30歳未満……平均年収465万円 平均貯蓄額288万円
・30代……平均年収590万 平均貯蓄額628万円
・40代……平均年収744万円 平均貯蓄額1049万円
・50代……平均年収806万円 平均貯蓄額1595万円
・60代以上……平均年収510万円 平均貯蓄額2384万円
・全年代平均……平均年収616万円 平均貯蓄額1739万円
全国平均貯蓄額が、自分の貯金よりも上回ってた方も、下回っていた方も、より堅実に効率よく貯金をするための「コツ」について考えていきましょう!
■ 上手な「お金の使い方」
◎ 大前提:「貯金するお金」=生活費の一部!
まず最初に、貯金するうえで大前提にしておきたいのがこの考えです。お金が「余ったら」貯金するのではなく、食費や水道代など必要な支出である生活費の一部として考えましょう。自由に使えるお金から「貯金に回すお金」を差し引いておけば、貯金がグッと楽になります。
収入-(電気代や家賃などの生活費+貯金するお金)=「使えるお金」
という考え方をすることで、毎月堅実にお金を貯めることができるはずです!とはいえ、この考えをつらぬくには誘惑に負けない強い意志が必要になります。欲望に負けそうな方は銀行などの積立定期貯金などを利用すると確実です。
◎ その1:「欲しいもの」ではなく「必要なもの」を買う!
お金を上手に貯めるには、普段から倹約することが重要になります。買い物をするときは、「欲しいもの」ではなく「必要なもの」を買うという考え方と生活をこころがけましょう。「あっコレ欲しいかも!」というモノを買おうか迷ったときは、まずそれが自分に必要なのかどうかをしっかり考えてみてください。そして、今どうしても必要だと思えない限りは、購入をやめるのが貯金への道です。ここで「ガマンして貯金しなきゃ!」と思うのではなく「よく考えてみたら、私にはこれは必要ない!」と思うことで、ムダな出費をストレスなく抑えることができるはずです。ちなみに、一度でも購入を迷ったものはそのほとんどが不要なものです。
◎ その2:消耗品は安くて良いものを!
歯ブラシやスポンジ、各種キッチンツールやお掃除ツールなど、よく使うけれどあまり長持ちのしない消耗品は、なるべく安く済ませたいところですね。これは節約術の基本ですが、確実に押さえておきたいポイントでもあります。とはいえ安さばかり追求していると、デザインや機能性などにこだわる方はなかなか納得できなかったりもします。しかし、貯金上手になるとだんだん「安くて良いもの」を見つけられるようになってくるのです。100円ショップやホームセンターなどに眠る良品を目ざとく・かしこく見つけ、安くても質を保った生活を続けていきたいですね。消耗品のような小さな出費も見逃さず、コツコツ節約をすることが大切です!
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◎ その3:お金の「使いどころ」を決める!
貯金をするうえで普段からの節約と節制は大切ですが、同じくらい重要なのが「お金の使いどころ」です。お金を無理なく上手に貯められる人は、貯金生活にストレスを感じていない人がほとんど。なぜなら、上手にお金を使っているからです!たとえば毎月のお稽古ごとや、新作スイーツ・半年ごとの小旅行など、ほかに何を節約しても「これだけは譲れない!」というものってありますよね。そうしたものは、ガマンせずにお金を使ってしまいましょう!節約とガマンを重ねる日々ではストレスがたまってしまいがちですが、「好きなものにお金を使う」という適度なガス抜きをすることで、気持ちよく貯金を続けられるようになるのです。ただし、ガス抜きはあくまで適度だからこそ効果があります。お金を浪費しすぎないように気をつけたいですね。
■ 「徹底」と「ガス抜き」で貯金生活!
目標金額にもよりますが、「貯金」というのはその多くが長丁場になります。そのため、どれだけ長くストレスなく続けられるかが重要になります。貯金のストレスを減らすためには、節約するところは節約するという「徹底」、使うところではパッと使える「ガス抜き」を心がけましょう。適度に上手にお金を使うことがストレス発散になり、貯金が長く続く秘訣となります。効率的かつ合理的に貯金を行うために、お金と上手に付き合っていきましょう!
(著&編集:nanapi編集部)
あああああ
ネットユーザーの声
「そんなにある訳ねーだろ(笑)どこのセレブ街で統計とったんだよww」
「6万2800円の間違いだろ!」
「これだけ過去に指摘されているのに未だに中央値か最頻値をピックアップしない記事って馬鹿なの?」
「貯金額の前に平均年収の時点で参考にならんのですが……」
「こういう平均ってなんなの? そんなにねーよ(・_・) 体壊してまで働いてもなかなか貯まらんよ! ストレスだけだな!たまるのは!!」
「これは高級官僚の平均値でしょうね。とても一般市民がこれほどの平均収入とは思えませんが。 政府統計のいいかげんさが現れています。これが本当なら日本は現在経済バブルです」
「つぶやき一覧を見て安心したw mixiは下層民同士傷を舐め合えてイイネ!」
「ごひゃくきゅうじゅうまん……だと!?どこの世界の話だよ!」
「普通にサラリーマンしてたら年間百万くらいは貯まるよ。 貯めてどうするんだって話はあるけどね。 よく稼ぎよく使い、万が一のために貯蓄する。これが健全な考え方なんだけど、貯蓄ない人に非難されちゃうのが日本だよ」
「本当に、これが平均年収なわけ?!(-_-)」
貯金のコツ
皆さんの貯金方法を聞いてみると、多く貯めている人ほど賢く貯金しているようです。
先取り貯金や小銭貯金などを、節約して使う予定のお金の中から捻出するやりくりは、やりだすと結構楽しいですよ!
節約のやり方にもコツがあるので、貯金を真剣にしたい方はまず家計簿をつけてから貯金に回せるお金を割り出すと良いでしょう。
筆者も先月から夫婦貯金と自分の小銭貯金頑張っています!
もっと余裕が出てきたら母親の為の貯金もしようと思うので、ひとまずは地道に頑張ります!
みなさんも一緒に頑張りましょう。
筆者:AI HONDA EKLUND
スウェーデン・ダーラナ地方在住のマルチオペラシンガー。
このことについてはあなたはどう思う??