「妻にしたイタズラ」と題してツイッターに投稿されたマンガがネットでほほえましいと話題のようです。彼が妻にしたイタズラは、力一杯握った2合のご飯を2つのおにぎりにして、奥さんに持たせたことでした。
2合のご飯をおにぎり2つにしたということは、おにぎりひとつ1合ということですが、奥さんはそれを全部食べたのでしょうか。
若い胃袋でお腹が空いている時には「減らないおにぎり」は嬉しいかもしれないですね。
ただ、自分のようなある程度年齢が行った者には、ひとつ1合のおにぎりは胃に優しくないような気がします。
奥さんの証言だと、「味はまずくはない」そうです。きっともともと美味しいお米なのでしょう。
でも「兵糧」って。
ネットでは・・・
「そうか、圧縮したおにぎりを食べれば無理なく1個1合の白米が食べれて太れる!!!!(錯乱」
「コンビニのおにぎりが美味しいのはコメが圧縮されてなくて間に十分な空気があるからだとかそんな内容の話を聞いたような気がするわー」
「子供の頃、親父の茶碗にめちゃくちゃ米詰めこんだったらいつまでも食っとったの思い出したよ」
「平らげて帰ってきたことに驚き」
「忍者なんかが携帯する食料は米を圧縮したおにぎりだとか聞いたことがあるような気はする」
「まさにお握り」
「それだけ圧縮したら米粒きえてモチみたいになりそうなもんだけどなあ」
・・・等々。後は「食べてみたい」「やりたい」という言葉が多数。
おにぎりの歴史
とりあえず、おにぎりの歴史を調べてみました。
1987年に、弥生時代後期の遺跡である杉谷チャノバタケ遺跡(石川県鹿島郡鹿西町、現・中能登町)から、「日本最古のおにぎり」として炭化した米が発見されています。また、北金目塚越遺跡(神奈川県平塚市)からもおにぎりの形をした炭化米が見つかっています。2009年には、横浜市都筑区にある港北ニュータウンにある古墳時代後期(約1400年前)の遺跡でみつかったおにぎり状の炭化した米は、弁当箱に入れられた8個のおにぎりだったそうです。
平安時代にあった楕円形の「頓食(とんじき)」がおにぎりの直接の起源だそうです。1合半の蒸したもち米を使ったかなり大きなものだったそうです。
鎌倉時代の末期からは、現代のもののようにうるち米が使われるようになったそうです。
おにぎりは、戦場での携行食としても活用されていました。大日本帝国陸軍では、米麦飯を1合ずつ丸い形に握り、それを1食あたり2個携行するのが標準だったそうです。
これを踏まえると、たしかに奥さんの言うとおり彼の作ったおにぎりは「兵糧」ですね。
昨今おにぎりは、家庭で作られる他にもコンビニやスーパーでも当たり前に置いてあります。
「おにぎり」「おむすび」どっちの言い方?
呼び方は「おむすび(御結び)」「握り飯」「むすび」「にぎり」。
西日本では「おにぎり」、東日本では「おむすび」が一般的なようです。また、青森県では 「握りまま」、栃木県では「おにんこ」、和歌山県では「にんにこ」といった方言もあるようです。
おむすびというと、三角に握ったものというイメージが強く、「おむすび型」というように三角形をした物のことを指す代名詞として使われる場合があります。
「おにぎり」「おむすび」の語源やその形には数々の説があるようですが、はっきりしたことは分からないようです。
このことについてはあなたはどう思う??