F1グランプリ第4戦中国GPは、3戦連続でメルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグがワンツーを飾りました。
【以下引用】
4月20日、上海インターナショナルサーキットで行われた中国GPの決勝レースは、メルセデスベンツAMGのルイス・ハミルトンがチームメイトのニコ・ロズベルグを後方に従えてポール・トゥ・ウィンを達成し、3連勝を飾った。
ハミルトンはレース開始と共に好スタートを切ると、その後もリードを拡大。一方のロズベルグはスタートで7番手まで後退してしまうが、猛チャージでチームメイトから18秒遅れの2位でフィニッシュ。
フロントローからスタートしたレッドブルのダニエル・リチャルドはスタートで出遅れフェラーリのフェルナンド・アロンソとウイリアムズのフェリペ・マッサにパスされるが、この両者がホイールを接触させてラインを乱す間に、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが2番手のポジションを奪った。
しかしレッドブルのマシンにはフェラーリを抑えきるだけのスピードはなく、再び先行を許す。アロンソはハミルトンから23秒6遅れの3位と、フェラーリにとって今季初の表彰台に立った。
F1とは
フォーミュラ1は、モータースポーツのカテゴリーの1つ。略称はF1(エフ・ワン)。フォーミュラを日本語に訳すと数学の「公式」と言う意味が最も近く、定められた寸法、排気量などの規定に則って作られたレース専用車両をフォーミュラカーと呼んでいます。
レース専用車両は様々なタイプが存在しますが「タイヤが剥き出しになっている」そして「タイヤは4つ」という定義がフォーミュラカーの大きな特徴です。そのフォーミュラカーレースの頂点に立つのが「Formula One=F1」というわけです。
予選は土曜日に行われ、全部で3回走ります。一周のタイムアタック、早い人が勝ちます。Q1で1~15位に絞られ、Q2で1~10位に絞られます。Q3でタイム順に1位~10位まで決定します。
F1の決勝は日曜日の午後に開催され、基本的に距離305km以上の周回数での競争となります。また、レースが2時間を超えた場合は、その周回で打ち切られます。全車静止した状態からスタートを切り(スタンディングスタート)、規定の周回数を最初に走破したドライバーが優勝となります。
年間16~19戦を世界中を転戦しています。ヨーロッパ中心でもあって、ヨーロッパで見やすいように決勝の時間が設定されています。また世界を代表する人気スポーツイベントなので、オリンピック、サッカーW杯次ぐ人気があります。
F1マシンの性能差
マシン性能・ドライバーの能力・戦略・運・コース適正・ダウンフォースの獲得量もレースに大きく影響します。
F1ではマシン性能が重要ですが、ただ、速いマシンに乗れば誰でもそのまま高いポテンシャルが発揮できる、というわけではないです。速いマシンを速く走らせることも、鈍くさいマシンを腕っ節で入賞させるのもドライバーの能力と言えます。マシンの特性とドライバーの癖や持っている経験などが巧く合えば、マシンの持っている性能を最大限に発揮できるでしょう。また戦略を含むチームのマネジメント能力も影響します。あと、天候だったり、上位の自滅やリタイヤに助けられる運も大事です。
近年のF1では、「速くても曲がれないマシン」よりも、「遅くてもスムーズに曲がれる」の方が圧倒的に優秀です。そのためには、多くのダウンフォースを獲得する必要があります。
今年はエンジン自体が2.4リッターV8エンジンから、1.6リッターV6ターボエンジンに変わったため、エンジンの性能差が顕著に出ています。
F1 中国グランプリ
1990年代以前から珠海国際サーキットを開催地として中国グランプリを実現させるという話はたびたび挙がっていたが、中国グランプリの初開催は2004年に上海におけるものとなりました。世界一豪華なサーキットで、漢字の「上」の字をモチーフとしています。昨年度はレッドブルの独走態勢だったが、今年はメルセデスの大頭もあり、レースが混とんとしています。まだレッドブルの優勝はありません。
次からはヨーロッパラウンドが待っていますが、レッドブル勢の巻き返しはあるのでしょうか。
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