鶴竜が第71代横綱に昇進し、夏場所で3横綱が並ぶことが決まりました。
【以下引用】
日本相撲協会は24日、大相撲夏場所(5月11日初日・両国国技館)の新番付を発表し、3月の春場所で初優勝して第71代横綱に昇進した鶴竜が東に座り、同じくモンゴル出身で東正位の白鵬、西の日馬富士と合わせ、史上初めて外国出身3人が最高位に就いた。3横綱は曙、武蔵丸、貴乃花の2001年初場所以来。
小結勢はともに新三役。32歳の嘉風は新入幕から所要49場所と史上4番目のスロー昇進で、東に座った。西は兄の千代丸とともに幕内を務める21歳の千代鳳が上がった。
先場所12勝で大関とりの足掛かりを築いた豪栄道は昭和以降トップに並ぶ13場所連続の関脇在位。西関脇に栃煌山が2場所連続で座った。
大関は東に稀勢の里、西に琴奨菊。先場所6勝9敗に終わった遠藤は東前頭4枚目に下がった。
新入幕は2人で、父が同じしこ名の元小結の佐田の海は史上8組目の親子幕内となった。モンゴル出身の荒鷲は初土俵から所要68場所の昇進で、外国出身として戦後2番目に遅い新入幕。豊真将、時天空、旭秀鵬、蒼国来、千代の国が幕内へ戻った。
モンゴル出身で大器の逸ノ城が幕下15枚目格付け出しから所要2場所で新十両となった。土佐豊、隆の山の元幕内2人と魁が関取へ復帰した。
3横綱
相撲界で3横綱になるのは、曙、武蔵丸、貴乃花以来13年ぶりのことです。先場所、見事鶴竜が優勝し、横綱に昇進しました。東の横綱に白鵬と鶴竜、西の横綱に日馬富士が座ります。
昨今協会の不祥事があって相撲離れに拍車がかかり、一昨年は相撲自体が休場に追い込まれました。3人ともモンゴル出身だが、日本人力士の成績が不甲斐なく、若乃花以来日本人では横綱が出ていません。また、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカの強い外国人力士が活躍するなど、相撲自体がインターナショナルになってきているので、日本人力士が弱くなっているように見えるのかもしれません。それでも日本の国技である以上、日本人力士の活躍は必須です。
しかし、3横綱になるので、相撲の人気も戻って来てほしいものです。そのためにも今の横綱に頼るだけでなく、日本人力士に活躍して欲しいです。
鶴竜とは
日本名、鶴竜 力三郎。28歳。本名はマンガルジャラビーン・アナンドでモンゴル国ウランバートル市出身。井筒部屋所属。得意手は右四つ、寄り、下手投げ。第71代横綱。
大学教授の父親が大学教授ということもあり裕福な家庭に育ちました。本人は4か国語が堪能です。またモンゴルで相撲ブームが起き、旭鷲山が憧れの力士。その力士を見て相撲に興味をもち、力士を目指すようになりました。
性格は真面目で稽古熱心です。井筒部屋からの横綱誕生は3代目西ノ海以来91年ぶり。
勝ち負けに関わらず感情を出すことが少なく、横綱に初勝利した際や初優勝を逃した際のインタビューでも笑顔を見せることはなく淡々と受け答えをしていました。鶴竜のモットーとして「意識して無口にしているわけではないが、対戦した相手に対して失礼にならないようにと入門当初教わったから」としています。
このことについてはあなたはどう思う??