以前はテレビで7股をかけていたことも話題となった
遠野なぎこさんですがつい先日結婚報告を行なって
凄く幸せオーラが前回でした。
今回は摂食障害のことを語っています。
NHK連続テレビ小説「すずらん」のヒロイン役で知られる女優の遠野なぎこさんは、5月5日に再婚していたことがスクープされたばかり。15歳から19年間も摂食障害に苦しんできたが、今の夫と出会ってから、その症状のうち過食嘔吐(おうと)が止まり、「私にとっては奇跡」と話す。(文・寺田理恵)
過食嘔吐が彼と出会ってから2カ月間、ピタリと止まりました。原因は愛情だろうと思います。愛されている実感がありますし、愛している実感もあります。自分が幼い頃に愛情を受けていないから、相手との距離感が分からないのです。でも、彼が悲しい思いをしたら悲しいし、うれしかったらうれしいし、自分のことのように思えます。これが愛なのでしょう。
19年間、どうにもならなくて泣きながら吐いていました。「結婚生活72日の芸能界スピード離婚記録」といわれた(平成21年の)最初の結婚のときも、1日5回ぐらい嘔吐していました。みなさんには、今の彼と出会ってから結婚するまでの期間が短いと心配していただいていますが、私には2カ月も過食嘔吐をしていないことが奇跡です。我慢をせずに過食嘔吐をしなかった日が一日もなかった、それだけでも奇跡です。
今だから分かることですが、前の結婚のときは当時の主治医から、結婚や出産で摂食障害が治る人がいると聞かされ、結婚に賭けたところがありました。治療には薬や医師の力も必要ですが、大切なのは愛情です。今の彼との愛には安心感があります。
摂食障害が始まったのは母親から「食べて吐きなさい」と言われたのが、きっかけです。「太りたくなければ吐けばいい」と、指の入れ方などを教えてもらいました。ダイエットのつもりでしたし、まさか母親が危険なことを教えると思わないでしょう。今、考えれば、母も摂食障害でした。
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強迫性障害があるのも母と同じのようです。泣きながら戸締まりや火の元を確認して、家を出るのに何時間もかけていたら死にたくなりますよ。ドライヤーから火が出るイメージが広がり、電源を抜いても家を出られません。
醜形(しゅうけい)恐怖もあり、鏡を見るのは苦痛でしかありません。それでもテレビに出るのは、私が「遠野なぎこ」という人に依存しているのだと思います。母親が作り上げた私ではなく、自分だけの頼れる自分を失っては生きていけないと、必死なのだと思います。
バラエティー番組に出ているときは強気にしていますから、苦しんでいると思われないかもしれません。19年間、いつ死んでもいいと思っていました。後先を考えないから、人から見れば突拍子もない行動をとっているように見えるでしょう。結婚は無理だろうし、恋人だって適当に遊んでいればいいや、と思っていました。
摂食障害は「過激なダイエット」という誤解がとても多いけれど、本当は心の問題、自尊心の低さの表れです。私自身も性的に逸脱していた時期があり、それが面白おかしく、大きく騒がれました。リストカットをしないと生きられなかった時期もあります。血を見ると生きているのだ、生きていていいのだと安心しました。「誰かに見せたくてやっている」という誤解が多いのですが、自分の傷を見て安心するためにやっている人が多いのだと思います。
経験を本にするのは勇気が必要でしたが、出させてもらえるなら事実を隠さず明らかにしようと思いました。同じ摂食障害に苦しむ人たちが理解されるように。バラエティーにたくさん出させていただいて、精神疾患を持っていても愛してくれる人はいるから、希望を捨てないでほしい、と伝えたい。精神疾患で最もよくないのは孤独感のような気がします。テレビを見て、つながっていると思ってくださったらうれしいですね。
遠野なぎことは?
神奈川県出身の34歳の女優ですが現在はバラエティ番組に
引っ張りだことも言えます。
1991年に本名でデビューを果たしますが、1994年から遠野凪子の芸名で
活動を始め更に2010年からは遠野なぎこと凪子からなぎこへ変更
しています。
摂食障害とは?
拒食症や過食症をともなう精神疾患の一種であり
その人の状態によって様々なタイプにわけられます。
ネットでは
こころの病
共感できる
精神疾患を知るよいきっかけになるのでは
という声が上がっています。
このことについてはあなたはどう思う??