女性たちの現代病ともいえるこの月経前症候群【PMS】ですが、昨今ではだいぶ男性への理解も深まってきています。
しかしいまだわからない人の為に、PMSについておさらいしてみましょう!
月経が始まる1~2週間ぐらい前から起こる、イライラ、腹痛、眠気、頭痛などのさまざまな不快症状。月経がはじまると消えるこのような症状を、PMS(プレ・メンストラル・シンドローム=月経前症候群)といいます。PMSには、排卵後の女性ホルモンの変化が関係していると考えられており、多くの女性が悩んでいます。
PMSの症状トップ5
1、イライラ
2、腹痛、下腹部痛
3、頭痛・頭が重い
4、眠気
5、胸の痛み・張り
からだの症状
腹痛・下腹部痛・胃が痛い・下腹部がふくらむ・お腹が張る・腰痛・腰が重い・お尻から背中が痛い・肩コリ・胸の痛み、張り・頭痛・頭が重い・吐き気・寒気・のぼせ・動悸・めまい・貧血・気を失う・カゼに似た症状・のどが引っかかる・微熱が続く・眠気・肌アレ・ニキビ・吹き出物・股のあいだのできもの・頭皮が脂っぽくなる・フケが出る・目の奥がズキズキする・目がハレる・歯茎がハレる・口内炎・くちびるのアレ・アトピー・かゆみ・だるい・疲れやすい・むくみ・体重が増える・太る・ウエストが太くなる・食欲増進、減退・甘いものが食べたい・アルコールに弱くなる・消化不良・便秘が治る・下痢・排便痛・排尿痛・頻尿・痔が悪化・おならが出る・尿が臭う・体臭がきつくなる・デリケートゾーンのかゆみ・少量の出血・おりものに血が混じる・おりものが増える
ココロの症状
イライラ・精神的に不安定・憂うつ・うつっぽくなる・無気力・集中できない・細かい作業ができない・ボーっとする・朝起きられない・不眠・寝つけない
月経前(生理前)に起こる不快症状
月経開始の1~2週間前からカラダやココロにさまざまな不快症状が起こり、月経のはじまりとともに消えるのが特徴です。月経困難症(→「月経痛(生理痛)」の項で紹介)とはここが違います。PMSは月経がはじまると症状が消えますが、月経困難症は月経がはじまって2~3日目ごろがピーク。
PMSの原因は、排卵後の女性ホルモンの急激な変化が関係しているようです。とくに月経前(生理前)には黄体ホルモンの分泌が増えて、月経が始まると急に減ることから、このホルモンが関係しているのではないかといわれていますが、はっきりした原因はまだわかっていません。腹部の張りや痛み、イライラなど
症状には個人差がありますが、代表的なものとしては、腹部の張りや痛み、乳房の張りや痛み、むくみ、頭痛、肩こり、体重増加、便秘などの身体的なものと、イライラ、ゆううつ、無気力、集中できないなど、精神的な症状があります。
ストレスはPMSを悪化させる
PMSは精神的な影響がとても大きいもの。ストレスがかかるとPMSを悪化させることがわかっています。
ですから、PMSの症状があらわれる時期には、なるべくゆとりを持ち、リラックスをした生活をしてすごしたいものです。不快な症状をガマンしていると、そのことでストレスが増し、さらにPMSが悪化するおそれも。とくに、日ごろからストレスに弱いという人は要注意。上手に気分転換をはかるだけでも、カラダやココロへの負担はだいぶラクになることがありますよ。広告
この様な症状が、現代を生きる女性の体を苦しめているわけですが、昔の女性はあまりPMSで苦しむ人が少なかったといいます。
また、現在でもPMSなんてまったく知らなく普通に過ごせている女性もいるのです。
ここでは、PMSにかかりやすい女性とそうではない女性について比べていきましょう。
PMSになりやすい女性とならない女性は何が違うのか
現代の病気といえるPMSですが、それにかかる女性の多くは体や心にストレスを溜め込んでいます。
もし自分のPMSが重いな、と自覚がある方は、生理が始まる時期には過度なストレスを避けるように、仕事も適度にしましょう。
そうはいっても現代社会では生理休暇も少ない会社が殆どですし、そのための対策を練るのが難しいところがあります。
ですので、生理が来た時は体を温めるよう心がけてください。
たとえば、オフィスの空調がきつかったらタオルケットを持参したり、お茶を飲むときにハチミツやシナモンを入れてみるのも効果的です。
また、生理が近くなると甘いものが欲しくなる、という人は鉄分が不足していると思われるので、鉄分を補う食べ物やサプリを摂取してください。
そして何より、心にストレスを貯めこまないことが一番重要です。
生理中はお風呂が面倒くさく感じる方も多いと思いますが、きちんと浴槽につかって、あがったら体をマッサージしたり、空いている時間にヨガをしたりするのも良いでしょう。
また、自分はPMSがつらい、という事をなかなか周りの人に言いづらいと思いますが、家族や仲の良い友達、恋人にはきちんと話しておくと後で楽ですよ。
男性にはわかってもらいずらいかもしれませんが、もしここで自分の恋人に話してわかってもらえなかった場合、はっきり言ってそれまでの男なんだな、と頭にとめておいた方が良いです。
筆者が今までお付き合いをさせて頂いた人の中に一人そういう男性がいましたが、もちろん相性が合うはずもなくすぐ別れました。
男性というのは、自分の身に起こらない事はなかなか理解しがたいようなのです。
これらをふまえて、心をリラックスさせ、栄養のある食事をたくさん取り、良質な睡眠をすれば、段々とPMSが軽くなってくるはずです。
それでもだめだ!という方は思い切って婦人科にかかってみましょう。
婦人科では漢方を処方してくれるところもありますし、何より自分で色々試してみてダメだったらプロに頼むのが一番です!
PMSの認知度と生理中の不快感についての表
年齢別症状例
如何でしたでしょうか?
これを読む事により少しでもPMSと対処法について知っていただければ、と思います。
PMSの症状がある方皆さんが、改善できますように!
筆者:AI HONDA EKLUND
スウェーデン在住のマルチオペラシンガー。
このことについてはあなたはどう思う??