昭和に製造されたモノコックという車体構造の旧式バスが今、注目されているようです。インターネットを通じて全国から撮影や乗車を目的に人が集まっていて、モノコックバスツアーなるものもあるようです。
【以下引用】
昭和期に製造されたモノコックという車体構造の旧式バスが、ファンの間で注目されている。
撮影や乗車を目的に、インターネットを通じて全国から人が集まり、専門誌が貸し切りツアーを組む例も。バス会社や自治体は「地域に埋もれた観光資源」と売り込みに励んでいる。
北海道北部の士別市にあるバス会社の士別軌道では、日野自動車が1982年に製造した「RC」という型式の車両を、平日の朝に1日1便、走らせている。大きなエンジン音と、鋲(びょう)がむき出しの車体が特徴だ。7月上旬、東京都町田市から見に来たという会社員男性(46)は「頑丈な作りと重厚なサウンドは、昭和の郷愁を感じさせる」と熱く語った。
バス会社やメーカーによると、モノコックバスは、窓を大きくしにくいといったデザイン上の制約が多く、古い車両を入れ替える際に徐々に姿を消していった。日野自動車は61~84年に数千台のRCを製造したが、営業運転している車両は、士別軌道を含め2台だけだ。他のメーカーの車もほとんど残っていないという。
ネットでは・・・
「もっと絶大な注目を浴びてもいいはずやのにね・・・」
「このタイプ、生産終了してから30年以上経ってるから貴重ではあるが、ボンネットバスほど注目されてないのがね・・・。東京や大阪周辺じゃNOx規制で維持管理が難しくなってるし」
「形に味があるよねー。かわいらしい」
「よくレトロバスといえばボンネットバスをイメージする人が多いけど、このタイプのバスの方がリアルに古い感じがするんよね」
「モノコックって維持が大変なんだよね。フレーム構造だと上回りが壊滅状態でも技術さえあれば復活させられたりするけど」
「まだ現役で走ってるとは」
・・・等々。
このモノコックバス、30年以上も前に窓が大きくしにくいとかドアの位置の自由度がないとかで現行バスに取って代わられてしまったんですよね。今見ると、味がありますよね。
今もまだ現役で走ってて、乗車できるんですね。
モノコック
車体の外板に応力を受け持たせる構造を、「モノコック構造」といいます。
「応力外皮構造」、「張殻構造」ともいうそうです。
モノコックバスの始まりは、1946年に富士重工が製作した「ふじ号」だそうです。これ以降、日本のバスにモノコック方式が導入されたようです。
1980年代の前半までこの方式が導入されていましたが、ドアや窓が大きくならない、位置に自由度がないなどの理由で、1977年国内初のスケルトン方式を採用した日野スケルトンRS系から順次、各社スケルトン方式にかわっていったようです。
数年前まであちこちでBU04などが現役で走っていたようですが、相次いで廃車になったようです。
現在は士別軌道を含め、現役で走っているモノコックバスは2台のみだそうです。
このことについてはあなたはどう思う??