80年代後半に人気を誇ったTBS「痛快なりゆき番組 風雲!たけし城」がタイで復活することが分かりました。制作指導のためTBSのスタッフもタイにわたっているそうです。
1980年代後半に人気を誇った視聴者参加型バラエティー番組『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』が、タイで復活することが4日、わかった。TBSが発表した。
同番組は、城主のビートたけしが所有する「たけし城」を落とすため、一般参加者が数々の難関を攻略するアトラクションバラエティー。同局で1986年~89年にかけて放送され、「竜神池」などの人気ゲームを生み出した。
タイ版では、同国のテレビ史上最大規模となる240万平方メートル(東京ドーム約53個分)の敷地で行われ、「竜神池」のほか「ジブラルタル海峡」「キ ノコでポン!」など人気ゲームも復刻。出演者も現地の人気俳優やコメディアンを起用するという。そのほか、制作指導のため、TBS版のプロデューサーを務 めた桂邦彦氏ら関係者もタイに渡っている。
「たけし城」は、これまで世界159の国・地域で放送。タイでも90年代後半に放映された。また、フォーマット番販で、同番組のセットが組まれ現地版が制作されるのは、台湾、オランダ、米国、スペイン、ブラジルについで8ヶ国目となる。
初回は7月20日からで、現地民放トップシェアを誇る「Channel 7」で放送される。
懐かしすぎる!「風雲たけし城」はこんな番組でした
忘れもしない金曜夜8時。家族でこの番組を楽しみに待ってました。
「天を突きそびえ立つこの城を、人は『たけし城』と呼ぶ!今まさにこの城をめぐって壮絶なる戦いの火蓋が切って落とされようとしていた!」で始まる視聴者参加型のバラエティー番組。
参加者は一般応募で選ばれたおおよそ100人。攻撃軍谷隼人隊長が率いて緑山スタジオに作られたたけし城へ出撃します。セットは約1億円かけて作られたのだそうです。
難関なアトラクションを攻めるうち攻撃軍は次々に脱落。最終的に勝ち残って城主、たけしを撃ち落した者が賞金として100万円獲得できます。
でも100万円を獲得できる回は少なかったと記憶しています。
番組中で柳沢慎吾、稲川淳二ら戦場リポーターが失格者にインタビューする様子もよく流れていましたね。
ちなみに1986年12月、たけしと軍団が講談社の写真週刊誌「FRIDAY」編集部で暴行事件を起こして逮捕されるというFRIDAY襲撃事件の際、たけしや軍団の謹慎処分中には、事件に参加しなかった、井手らっきょ、ラッシャー板前、つまみ枝豆らが中心となって番組を乗り切ったそうです。
☆主な難関紹介☆
国境の壁…制限時間内に2メートル以上ある高い壁を超える。最初の難関です
竜神池…池の上の石を飛んで向こう岸まで渡りきる。池に落ちると失格。石の中には固定されていない石もありました
コンドルは飛んでいく…コンドルのキグルミを着て滑車が上についたひもに吊り下げられ、途中ウサギを足でつかんで終点までたどり着く。途中で落ちる、ウサギを捕れなかった場合は失格。終点ではガスを吹き付けられます
ジブラルタル海峡…谷隊長が投げる金のバレーボールを攻撃軍が受け取り、吊り橋を渡り切ればゴール。途中たけし軍が黒いバレーボールを投げつけて妨害してきます。下のネットに落ちれば失格。
キノコでポン!…回転するキノコ型のセットにしがみついて対岸まで渡りきる
タイで放送される現地版もTBSスタッフが指導しているということなので当時のたけし城に近いものが出来上がるんでしょうね。
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